「これから夜の世界で成り上がりたい」
「将来はオーナーとして活躍したい」
など、様々な想いを胸に夜の世界へ飛び込むボーイさん。
しかし、夜の世界で働く上では様々なルールやマナーを守る必要があり、その中のひとつに「色恋管理」と「風紀」があります。
何となく耳にしたことがあるという方もいるかと思いますが、一歩間違えてしまえばお店に多大な損害を与え、二度と夜の世界に戻ることができなくなる場合も珍しくありません。
そこで今回は、
- これからキャバクラのボーイを目指す方
- 経験の浅い新人ボーイの方
に向けて、キャバクラにおける色恋管理の危険性や風紀との違いについて詳しく解説します。
キャバクラの色恋管理とは？風紀との違い
色恋管理とは、ボーイがキャバ嬢と交際することで、彼氏としてキャバ嬢の恋心をうまく操りキャバクラで働いてもらう方法を指します。
一見するとヒドい方法の様にも見受けられますが、キャバ嬢によってはモチベーション高くお店で活躍し、売上に貢献してくれる場合があります。
しかし、余程恋愛慣れしたボーイでない限り、彼女(キャバ嬢)のご機嫌取りに必死になってしまうため、決して楽なものではありません。
一方で、風紀とは、色恋管理とは別でボーイがキャバ嬢と本気の恋愛関係になることで、こちらは夜の世界では固く禁じられています。
風紀が他のキャバ嬢にバレてしまった場合、キャスト全体の士気が下がってしまうことは勿論、お客様に知られてしまった場合では、そのキャバ嬢の評判が落ちるなど、お店にとってマイナスの面しかありません。
万が一、2人の間で喧嘩が起きた場合には、どちらかが「飛ぶ」危険性もあることから、ご法度とされています。
キャバクラのボーイが色恋管理するメリット・デメリット
色恋管理を行うことでお店やボーイにとって様々なメリットを享受することができる場合がありますが、一方で、トラブルの原因や火種となってしまうことも。
ここでは、キャバクラのボーイが色恋管理をするメリット・デメリットについて詳しく解説します。
色恋管理のメリット
キャバクラのボーイが色恋管理を行うメリットとして、以下の2点を挙げることができます。
キャストの女の子のモチベーションが上がる
色恋管理を行うことで、「ボーイである彼氏のためにもっと頑張りたい」「沢山売上に貢献して彼氏の役に立ちたい」など、キャストである女の子のモチベーションが上がるケースがあります。
一般的に、ボーイが色恋管理の相手として選ぶキャストは、将来的にお店の看板嬢として売上トップ5に入る素質のある、まさに「ダイヤの原石」ともいえる女の子だけです。
上手くモチベーションを高めることで女の子の出勤率を上げられることは勿論、お店を辞めにくくなり長期的に売上に貢献してもらえる可能性が高まります。
上手く管理できればボーイは昇進しやすくなる
色恋管理を上手く行いキャストの出勤率やお店の売上アップに貢献できれば、ボーイは昇進しやすくなります。
また、彼女であるキャストを通じて他店の評判や女の子の情報をリサーチできるなどの強みを手に入れることもできます。
「夜の世界でバリバリに活躍したい」「将来は店長やオーナーにまで成り上がりたい」という強い出世意欲を持つボーイであれば、色恋管理を行うメリットがあるといえます。
色恋管理のデメリット
キャバクラのボーイが色恋管理を行うデメリットとして、以下の2点を挙げることができます。
本気の恋愛(風紀)になった瞬間にトラブルになる
色恋管理を行う最大のデメリットとして本気の恋愛(風紀)になった瞬間に様々なトラブルを招く可能性があるということです。
後述するキャスト間の士気の低下や揉め事のきっかけになることは勿論、お客様に風紀がバレてしまった場合にはそのキャバ嬢に対する評価やお店に対する信頼の低下を招く危険性があります。
また、喧嘩などによってボーイとキャバ嬢の関係性が悪化した場合には、どちらかがお店から「飛ぶ(消えてしまう)」可能性も否めず、最悪のケースでは、駆け落ちによって両者共に夜の世界から身を引くこともしばしばあります。
大変リスクのある行為であるため、色恋管理そのものを禁止する店舗も少なくありません。
キャスト同士で揉める
色恋管理は、特定のキャバ嬢を贔屓して売上に貢献させる管理手法であるため、その他のキャストにとっては「自分は蔑ろにされている」「あの子だけ贔屓されている…」と感じることがしばしばあります。
キャスト同士での揉め事や争いの種ともなりかねず、居心地の悪さを感じたキャバ嬢はそのままお店を辞めてしまうことも珍しくありません。
キャストの退店は売上に直結してしまうため、お店としては絶対に避けたいというのが本音であり、様々なリスクを招きかねない色恋管理に疑問を示す店舗はやはり少なくありません。
キャバクラのボーイが上手く色恋管理をするには？
キャバクラのボーイが上手く色恋管理をする場合には、「とにかく一線を超えないこと」を常に意識する必要があります。
お店の売上に貢献するため、自身の昇進を早めるためなど、「業務の範囲内」として行う場合には一定のメリットを享受できる場合もありますが、仕事と割り切る覚悟がない場合には、色恋管理を行うことはオススメできません。
また、万が一、風紀へと発展しお店へ損害を与えることがあれば、二度と夜の世界に戻ることはできないと留意しなければなりません。
ボーイの仕事内容
