営業前のボーイの仕事

ボーイが忙しいのは、何も営業中だけではありません。
ボーイの仕事は営業前からすでに始まっています。

キャバクラのボーイは、営業前の店内清掃など開店に向けた準備を行っていかなければなりません。(ボーイが清掃作業を行っている間マネージャーは、予約状況のチェックやキャバ嬢の出勤管理などを行っています。)
この項目では、ボーイの営業前の仕事について解説します。

営業前に店内の掃除をする

お店に出勤して最初に手をつけるべきお仕事は、店内の掃除です。
店内空間の隅々まで掃除しましょう。
前日の営業終了後に片付けはしていますが、必ず取りこぼしてしまった埃やゴミがあるはずです。
これらを全て綺麗にしなければ、お客さんを気持ちよくお迎えすることはできません。

チリ1つないように見えても、必ずくまなく掃除をします。
そうした心がけがお客さんの満足につながるのです。
鏡やガラスに付着しているヤニや指紋は全て拭き取りましょう。
またテーブルやソファーに付いた汚れも綺麗に磨き上げます。
またトイレ掃除も欠かすことのできない仕事といえます。

特にお客様用の専用のトイレは、便器に顔が映り込むまで磨き上げなければいけません。
トイレが汚いだけで、お店の格が下がってしまいます。
最後の仕上げにキャバ嬢の待機室や、バックヤードも掃除して完了です。

テーブルのセッティング

掃除を終えたら、テーブルセッティングに取り掛かります。
全てのテーブルに、水割りのセットを用意します。

さらに備品やチャーム、オードブルで足りないものがあれば、買い出しに出かけます。
キッチン担当がいないお店なら、フルーツ盛りの用意もボーイのお仕事です。
また前日の営業終了後に発注したお酒が届きます。
納品内容に間違いがないかしっかりとチェックし、スピーディーに搬入しましょう。

このとき、お酒を不用意に揺らしたり、乱暴に扱ってはいけません。
キャバクラでは、目が飛び出るほど高級なお酒も取り扱っているからです。
これらのお仕事は、ボーイ全員で手分けして片付けていきます。

おしぼりの準備

次はおしぼりの準備です。
全てを手作業で行なっているお店の場合、おしぼりを柔軟剤に漬け込み、柔らかく風合い良くしてから絞り、綺麗に丸めてタオルウォーマーに入れて温めます。

お客様によっては、「つめしぼ (冷たいおしぼり)」や「かわしぼ(乾いたおしぼり)」を求められることもありますので、こちらも同じように用意しましょう。
出入りの業者におしぼりを頼んでいるお店なら、ウォーマーに入れるだけで作業は完了です。

キャバ嬢の管理

最後にご紹介するこのお仕事は、役付きのボーイが担当するお仕事です。
お客さんからの予約状況とキャバ嬢の出勤状況を確認し、営業時間中の付け回しの「あたり」を付けます。

またその内容を従業員全員に伝達するため、ミーティングを実施し、意識合わせをするのです。
これだけやって、やっと営業前の準備は完了となります。

営業中のボーイの仕事

「営業中のお仕事」をご紹介します。
営業中は主に、来店したお客様のお出迎えやお会計などの応対や、フード、ドリンクの提供などを行います。
また、上記の作業以外にもボーイは、アイスペールの氷や灰皿の交換も行います。

営業中は特に多くの作業を行わなければいけないので、容量がいい人でないとボーイが勤まらないというのも頷けますね。

営業開始前の時点で、既にお腹いっぱいになるほど忙しいボーイのお仕事ですが、ここからが本番です。

お客様が来店したら荷物を預かる

まず来店されたお客様を、最初にお出迎えするのはボーイのお仕事です。
しっかりと頭を下げ、笑顔で「いらっしゃいませ」と出迎えましょう。
お客様がお荷物をお持ちなら、丁寧にお預かりしてください。

またコートやジャケットといった上着類も一緒にお預かりします。
キャバクラに訪れたお客様には、日常生活のことを全て忘れていただき、きらびやかな非日常空間をご提供しなければいけません。
「店内におられる間は一切のご面倒をおかけしない」という気持ちで応対しましょう。

テーブルにご案内しながら、ご予約の有無や指名したいキャバ嬢をヒアリングしなければいけません。
フリーの場内指名のお客様の場合、テーブルにお通ししたらすぐに指名のキャバ嬢をお連れします。
重要なことは、全ての点でお待たせしないことです。

氷や灰皿の交換

それぞれのテーブルには、キャバ嬢がお酒をおつくりする際に使用するアイスペールや灰皿が設置されています。
これらの交換もボーイの担当業務です。
氷は半分程度に減ったタイミング、灰皿は吸い殻が1本捨てられたタイミングで交換します。

常に各テーブルに注意を払い、キャバ嬢から送られる交換のサインを見流さないようにしましょう。
またオーダーを取ったり、お料理やお酒を配膳する「ウェイター業務」もボーイの担当です。

キッチン業務

これはお店によりますが、調理専門の担当を雇っていない場合、キッチン業務もボーイが担当します。
キッチン業務といっても、難しいことなど1つもありません。簡単なフードやドリンクをおつくりするだけです。

代表的なドリンクメニューはビールや焼酎、シャンパンといったものくらいですので、そのままグラスに注ぐか水で割る程度の作業でOK。
フードに関しても、おつまみやカットフルーツを盛り合わせたり、出来合いのフライドポテトや唐揚げを、電子レンジで温めるくらいなので、料理が苦手な人でも問題ありません。
また下げられてきた食器のウォッシャー業務もボーイの担当になります。

トイレの空き状況の伝達

トイレの空き状況チェックも、ボーイの大切なお仕事です。
当たり前のことですが、たとえ接客中であってもキャバ嬢がトイレに行くこともあります。

ですがお客様を長時間お待たせしすぎるわけにはいきません。
キャバ嬢からトイレのサインを受け取ったらすぐに返事を返せるように、ボーイは常にトイレの空き状況をチェックしています。
またこれはお客様用のトイレに関しても同様です。

お客様が注文したものを用意する

お客様は、時折メニューにないものを注文されることがあります。
例えば「寿司が食べたい」だとか「何か腹持ちのいいもの持ってきて」といった具合です。他にも「今日は〇〇ちゃん(キャバ嬢)の誕生日だからこの銘柄のお酒で祝いたい」といったものもあります。

こういった注文を受けた場合、夜でも空いているお店を探し、片っ端から連絡を取ることになります。
運良くお店を見つけても、閉店間際だったりすることもよくあるので、出前をしてくれることはまずありません。
その場合は、ボーイが品物を受け取りに行くことになります。

営業後のボーイの仕事

最後にご紹介するボーイのお仕事内容は、もちろん「営業後のお仕事」です。

「どうせ片づけくらいでしょ?」って思ったそこのあなた大間違いです!!
片付けももちろんありますが、それ以外にも女の子の送迎や明日の営業準備など、営業前や営業中ほどではありませんが、やることはたくさんあります。
これらの作業を終えて、ボーイはやっと家に帰ることができます。

この項目では「営業後のお仕事」について触れていきたいと思います。

営業後にはテーブルの片づけをする

営業時間が終了し、全てのお客様がお帰りになられたら、店内のテーブルの片付けを始めます。

大抵の場合、各テーブルの上には飲み終わったグラスやボトル、フードの皿などが残されていますので、残らず回収しましょう。
回収した食器類は、当日のウォッシャー業務を担当しているボーイが綺麗に洗い、食器棚に片付けられます。

またテーブルやソファーに、軽い汚れがこびりついていることがありますので、テーブル周りの簡単な清掃も行いましょう。
ここでサボって放置してしまうと、翌日の営業前の清掃の際、乾ききってこびりついた汚れと格闘することになります。

テーブル周辺の落し物の確認も重要です。
ここで見つけることができれば、当日中にお客様にお届けすることもできます。

就業後には女の子の送迎もしなければいけない場合がある

店内の片付けが終わっても、まだ帰宅することはできません。
お店に所属しているキャバ嬢を、自宅まで送り届けなければいけないからです。お店によっては専属の送りドライバーを雇っていることもありますが、小規模な店舗の場合、運転免許証を持っているボーイが送迎も担当します。

基本的には、売上を多く挙げているNo付きのキャバ嬢を優先的に送ることになり、ランクが低いキャバ嬢は後回しにされやすいです。
そしてこの送迎業務は「ただ車を運転して家まで送り届ければいい」というような、簡単なお仕事ではありません。

ここでもキャバ嬢の我が儘が爆発します。
「途中のコンビニに寄って欲しい」といった要求なら可愛いものですが、「食事をしてから帰りたい」だとか「飲んでから帰るから店の前で待ってて欲しい」といった無茶を要求してくることも多いです。
仕事上がりのキャバ嬢は苛立っていたり、酔っ払っているので理屈が通じないこともあります。

明日の営業に向けて、「かわしぼ」を作る

明日の営業準備の一環として、営業終了後に「かわしぼ」をの用意をしておきます。
かわしぼとは乾いたおしぼりのことで、テーブルを拭いたり、店内の清掃をしたり、お酒が溢れるなどのアクシデントのために使用するものです。

お客様がかわしぼを求めらることもあります。
当日使ったおしぼりは、夜のうちに全て洗い、干しておきます。
そうすると、翌日の営業前準備が始まる前に乾くので、効率良く業務を勧められるという寸法です。
これで片付け営業後の作業は全て終了しました。

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