2分でわかる！！ボーイの仕事内容

ボーイって何をする仕事なの？

まず冒頭でも少しお話ししましたが、ボーイがすべきお仕事は「キャバクラを運営するために必要な業務全て」になります。

つまり開店準備から、営業時間中のキャバ嬢のサポート、お客様への接客、閉店後の片付けと翌日以降のための準備まで、全てをこなさなければいけないということです。
この記事では仕事内容について、順を追ってご説明していきます。

ボーイは開店前から大忙し

ボーイは営業開始時間の約1時間前に出勤します。
お店の方針によっては、もう少し早いかもしれません。

最初にやることは、ズバリ店内の掃除です。
前日の片付けで取りこぼしたゴミや、店内の汚れがないかを厳しくチェックしながら、適宜清掃をします。
当然お客様用のトイレは入念に掃除をしなければいけません。

次は前日に発注しておいたお酒や消耗品の搬入と数のチェックします。
キャバクラは大変高級なお酒もお出ししていますので、お酒にダメージを与えないよう、丁寧に取り扱わなければいけません。

それが終わったら、当日の予約状況の確認や、キャバ嬢の勤怠管理が待っています。
予約のお客様が来店されるタイミングで、指名のキャバ嬢が他のお客様のテーブルに付いていることがないよう、時間の割り振りを考えましょう。
ここでミスをしてしまうと、とんでもないクレームに発展することがあるので慎重に行います。
こういった業務は、役付きのボーイがメインになって担当することが多いです。

営業時間中は修羅場を覚悟しよう

お店の開店後は、来店されたお客様をテーブルまでご案内し、指名のキャバ嬢を確認を行います。
テーブルにお通したお客様からの、お酒やフードのオーダーを取ったり、キッチン担当から上がってくるお酒やフードを配膳します。
またテーブルのペールに入っている氷や、灰皿の状況を逐一チェックし、氷が減っていたり吸い殻が1～2本捨てられていたら、すぐに新しいものに取り換えなければいけません。

さらに役付きのボーイは、こういった基本的な仕事と同時並行して、キャバ嬢の「付け回し」を担当します。
この付け回しは、経験とセンスが求められるかなり高度なお仕事です。
店内の状況やお客様の反応を見ながら、最大限の売上を上げられるようにキャバ嬢を配置、ローテーションしなければいけません。

キャッシャー業務を担当しているボーイは、お客様がお帰りになられる気配を察知したら、いつお会計を命じられてもお待たせすることのないよう先回りしてお代金の計算をしておきます。

さらにこれらの業務の合間に、お客様用のトイレを頻繁に清掃しなければいけません。
キャバクラのトイレは、いつどんなお客様がご利用になられても不快にならないよう、常に磨き上げられている必要があります。
またキャバクラにはつきものの、泥酔客や種々のトラブルへの対応も、ボーイの重要なお仕事です。
営業時間中にボーイが一休みするような時間は「皆無」であると思いましょう。

閉店後にも仕事が待っている

全てのお客様がお帰りになられたら、散らかった店内の清掃と片付けを始めます。
その際に、忘れ物や落し物がないかも徹底的にチェックしましょう。
また翌日以降の営業のために、お酒やフードの在庫をチェックし、足りなくなったものを発注しなければいけません。
また専門のスタッフがいないお店の場合、下げられてきたグラスや食器を洗うウォッシャー業務や、キャバ嬢を自宅まで送るドライバー業務もボーイが担当する場合もあります。