2010年度(社)古河青年会議所 理事長所信
2010年度理事長 江田雅之
原点
なぜ自分はJCをしているのか。
なぜあの日JCに入会したのか。
そもそも、なぜJCがあるのか。
30年の歴史を刻んだ古河JC。
いまこそ原点に帰ろう。理屈ではなく、本質に回帰しよう。
継承
親がいなければ、自分はここにいません。人に限らず、すべてには何らかの原点があります。
古河JCにとっても、生みの親、育ての親があって、今があることを忘れてはならない。09年に周年を経験したメンバーはそれをひしと受け止め、感じたことでしょう。私も同じです。
だからこそ偉大な先輩方には、その築き上げてきた功績に敬意を表し、しっかりと継承すべきものを見失わずにいかねばなりません。
そして自分達もまた、一人の継承者として、この団体を守り育てていくという自覚を忘れてはいけません。
本質
この世に存在するものには、必ず存在理由があります。
やはりそれはJCにおいても同じこと。まず、存在理由を追求すれば、存在価値が明確になり、それを表現または誇示するための活動が自動的に見えてくる。
シンプルに考えてみよう。
歴史を重ねてきたからこそ、微妙なブレが存在しているのも確かです。それは、時流に合ったものなのか、我流による奢りなのか、30周年という節目を越えた今だからこそ、未来を見据え、あえて自分たちの体にメスを入れる必要があります。
変革
変わることは勇気を要します。しかし継承と変革は、必ず融合できる。
ただしそれには、研ぎ澄まされた知識と経験による、理論に基づいた的確な判断力が必要です。
スキルを上げよう。胸を張って、自信を持って、歩みだす一歩を裏付けることができるよう。今の我々なら出来ます。またそれが必要な時期に来ています。
過去の歴史を見れば明白です。い つの時代にも、変革の背景には逆風がありました。それがないとすれば、周囲から興味のない状態に成り下がっている証拠です。公益法人制度をはじめ、合理的かつ効果的な活動をする組織として、どのように進化をすべきか、長期的ビジョンの視点に立ち、考えることは急務であります。
向上
物事を合理的に行うということは、決して手抜きではありません。
前年度行われた事業の開催にあたり、前任者同様に行うことが精一杯では、ひとづくりを目的としている団体として、進化しているとは言えない。
そこに、前任による資料、助言がある以上、前年同様の事業なら7割の力で足りるはず。残り3割の余力で、より良い事業となるべく知恵を絞り、自分のカラーを付け加え、年々進化を積み重ねていくことこそ、向上です。
トレースするところは合理的に、バージョンアップできるところは建設的に進化させ、単年度制の弱点をあえて合理性で補おう。組織の、さらには自分自身の完成度向上を常に念頭に置き、さらなる上を目指していこう。
視野
タテの座標。会社や家庭では、そうそう役職は変わりません。しかし、JCでは単年度で色々な立場を経験することが出来る。これは有難いことです。昨年とは違う、その年のみに与えられた立場をわきまえ、自分に何ができるか、何をすべきか。
広い視野を身につけよう。必ず役に立ちます。
当該年度の役職を全うする中で、築き上げられた信頼関係は不変です。12月を迎え、気づけば成長していた、周りが認める自分がいれば、自身の達成感と共に、多くの財産を得ているはずです。
そしてヨコ座標。まちに対しても広い視野を持とう。現在、日々生活し、郷土愛あるこの地域に我々ができることを考えていこう。まちに対し、何かをしたいと思った時、すぐにアクションができる、JCのような恵まれた環境は数多くはありません。
メンバー個々のポテンシャルを結集させ、市民に対し、強い影響力を与えるシンボリックなまちづくり運動を古河JCから創造していこう。
仲間
皆さんは、本当に親しい友が何人いますか。
また、親しいとはどういった関係ですか。
自分のことを本気で考えてくれる、忠告してくれる、怒ってくれる、そんな友がいますか。そして自分は誰になら、それができますか。
ここJCには、本当の友がいます。正確には、それをJCでつくることができます。そんな仲間との、一生の親友との、貴重な出会いの場なのです。
泣いても笑っても、限られた年齢までの限られた活動。しかもそこには、古き良き義理や人情がある。歪んだ世の中で、いつしか忘れがちなモノを思い出し、出会った仲間との絆を感じ、そしてこれからの、新たな出会いの喜びを心から共有しよう。
会員の拡大は、最終的には団体のためだけではなく、自分への財産なのです。
未来
来るべき未来へ受け継いでいく使命があります。
まずはこの団体に対して。学ばせていただいたなら、返さなければなりません。
後輩に。まだ見ぬ入会者に。そしてまちに。今の自分が、何をできるかは、何をもらってきたのか考えればすぐわかるはずです。
次世代に対しても同じく。我々が子供の頃にも、立派な大人達が道標を示してくれていたのです。おかげをもって成長をしてきたことが、今になってやっとわかります。
返す考えで充分です。それが感謝から生まれる継承です。
次世代の育成は、成長する子供たちと共に、我々も成長し、常に時代環境に求められるべき事業を考えていこう。
感謝
月並みですが、人は一人では生きていけない。もし一人で生きているつもりだとしたら、それは周りが見えてないのではないだろうか。
自分が気づいていないだけで、誰かが、何かが、いつのまにか支えてくれている。物理的でなくても、精神的支柱である時も。
我々がJC活動を謳歌できるの も、家族や会社の皆さんのフォローあってのものであることを、絶対に忘れてはならない。活動したくても出来ない人が多くいる中で、今、自分は活動を許され ている。言うまでもなく、その恵まれた境遇と時間を、感謝の念と共に、大切にしなければいけないのです。
同時に、自分達がJCそのものを映す鏡になっていることも忘れてはいけない。我々は常に見られています。品格ある青年として、社会人として、恥ずかしい行動をしてはいないだろうか。自己を律することができているだろうか。
スイッチのONとOFFをしっかりと備えた、個々の責任と自覚による行動は、JAYCEEとして以前に、大人として当然のことなのかもしれません。
幸せ
皆さんはどんな時、幸福感を得ますか。
家族といる時、おいしいものを食べた時、褒められた時、趣味に没頭している時・・・
幸福感は人それぞれでも、すべてに共通しているのは五感で感じているということ。
Happyが目の前にあるにも関わらず、気が付かなければ、それは通り過ぎていってしまう。ビジネスチャンスもまた同じ。
気が付くことができるのは、自分が持ち合わせた感覚のみ。
できるだけ多くの刺激を感じ得る触覚を磨こう。それを磨くことができる財産が、JCの中には十二分にある、そう確信しています。
さいごに
よりよい街づくりにこうけんしよう!!
よりよい青年となるよう己をきたえよう!!
社団法人古河青年会議所・創立宣言文より
何と言っても原点はここにあります。ここに始まり、今があるのです。
我々がすべきは、前を向き、限りない未来への夢実現のために邁進するのみです。
いつの世も変わらぬ、英知と勇気と情熱を持って。
2010年、31歳になる古河JCは、原点を見失うことなく、向こう10年を見据えた事業展開、ビジョン策定を常に念頭に置き、誰もが認める、進化し続ける団体を目指していきます。







